日本で最もチケットが取れない落語家 立川談春師匠の三席
この記事は6分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
日本で最もチケットが取れない落語家
実は、2人います。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
「日本で最もチケットが取れない落語家」というフレーズに矛盾するんですが、よく紹介されている方を2人知っています。
1人は、立川志の輔師匠。
ご存じ、「ためしてガッテン!」「龍角散」「ペヤング」。
司会をしている姿は見たことがあっても、落語をしている姿は見たことないかもしれません。
でも、スゴんです。
落語が超スゴいんです。
そして、もう1人は、立川談春師匠。
昨年の「ルーズヴェルトゲーム」「下町ロケット」。
ドラマで俳優として知られることになりました。
どちらも、立川談志師匠の弟子です。
志の輔師匠が一番弟子だと思われていますが、実は、談志師匠のでしとしてもっと先輩が何人もいます。
しかし、志の輔師匠からは、何かが変わったのです。
ちょうど、談志師匠が業界団体とケンカして、寄席にでられなくなった時期のお弟子さんなんです。
普通の落語家は、師匠に弟子入りし、寄席に出演しながら修行を積みます。
ところが、立川流には、寄席にでる権利がない。
そんな厳しい環境で修業を積んだお2人が、今や「日本で最もチケットが取れない落語家」なのです。
「宮戸川」「百川」「桑名船」
そんな貴重なチケットが取れたので、行ってきました福島テルサ。
土湯温泉の 山水荘 若旦那・渡辺利生くんも誘って。
この日は、前座なしでいきなり談春師匠。
贅沢な会となりました。
1席目は、「宮戸川」。
遊びで帰りが遅くなった半七。偶然同じように帰りが遅くなった隣の家のお花。
家を閉め出されてしまったので、仕方なく半七の親戚の家に泊まるという噺。
親戚のおじさんが、気をまわして2人を2階に通して…。
いわば、ラブコメです。
後半のクライマックス、雷のシーンに差し掛かるのかな?と思ったあたりで、なぜか終わってしまいました。
けっこうお茶を飲んでらしたので、師匠ののどの調子が今ひとつだったのか、お客のノリがイマイチだったのか。
たぶん、なにかの理由で途中のきりのいいところで終わってしまいました。
そして、軽くフリートーク。
徹子の部屋の話。
ここがめちゃウケ。
そして、2席目は「百川」。
もしかしたら、徹子の部屋ネタでわざと訛っていたので、その線でいったのかもしれません。
東北っぽい訛りの百兵衛が、名うての料亭「百川」に勤めた初日。
本当は見学のはずが、女中がおらず、いきなり座敷にあいさつにいって訛りがひどくて一悶着という噺です。
百兵衛の様子が面白い。
めっちゃ訛ってる。
あの「ピー」っていう変な声を聞きたくて期待しちゃいます。
最後は、「桑名船」。
いわゆる「鮫講釈」。
船で桑名に向かう途中、周りを鮫に囲まれ、生贄を出さねばならなくなる。
生贄に決まったのは、講釈師。
せめて死ぬ前にと講談をやってみたら、いつのまにか鮫がいなくなっていたという。
生で聞いてみたかったので、聞けてうれしかったです。
息もつかせぬ講談のシーン。
テンポよくポンポンといろんな講談がごちゃまぜにでてきます。
芸の極致。
いやー、お見事でした。
そんな楽しい夜を過ごし、その後、土湯温泉で若旦那の歓待を受け、翌日ポンコツになっていたのは、ナイショです。
リオくん、ツヨシくん、ありがとうございました。^^
「えー、あんたばっかり落語聞いてズルい!」と思ったあなた。
ちゃんと次の落語会も準備していますよ。
立川こしら師匠をお招きしますよ。
当館で開催しますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
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