旅館ブログ

「バリアフリー宿 日本一2019」みたいな賞をいただきました

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全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会会長賞

「寿限無」みたいですが、本当にそういう名前なんです。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

この度、茨城県の水戸で旅館組合の全国大会が行われました。
全国の旅館が、一年に一度集まる大会です。
有名な政治家の皆さんもお祝いに駆けつけてくださいます。

今回は、1,000人以上の旅館関係者が集い、大会を行いました。

その中で、毎年行われるのが、「人に優しい地域の宿づくり賞」の表彰。

表彰していただきました

旅館やホテル、または旅館組合などの団体が行なった活動が表彰されます。

1. 特性を生かした活動(温泉、料理、まちづくり、滞在型等)
2. 経済の活性化(情報技術(IT)、施設、地域貢献等)
3. 歴史・文化の振興(イベント・祭り、趣味等)
4. 環境づくりの推進(緑化、清掃、リサイクル、環境保全等)
5. スポーツの振興(体操、ゲートボール、健康増進等)
6. 福祉の充実(健康、設備、サービス・接遇、ボランティア等)
7. 国際化の推進(インバウンド、インフラ整備等)
8. 省エネ・節電の取り組み(冷・暖房の対策、蛍光灯やLED照明への交換等)
9. 労働生産性の向上(従業員のやりがい向上、業界・地域への影響度等)
10. その他、人に優しい地域の宿づくり活動と認められるもの

内容としては、多岐に渡ります。
たいていは当てはまるのでは?

選考基準は、以下の通り。

<選考のポイント>
1.いきがい 2.おもいやり 3.よろこび 4.あたたかさ 5.やすらぎ

すべてひらがなです。

そんな厳しい審査を受け、今回、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会会長賞をいただきました。

受賞者一覧

一番上の厚生労働大臣賞が、団体でしたので、単独の宿としてはトップの賞です。
ありがたいです。

たくさんの方に支えていただきました

こんな栄えある賞をいただけたのも、当館にあったバリアフリーの監修を手がけてくださった加藤健一さんや、アドバイスのもと設計してくださった倉橋設計計画事務所の竹内さん、そして形にしてくださった本多建設の小山さんと施工業者の皆さま、出張で介助を手伝ってくださるヘルパーの皆さん、事あるごとに取り上げてくださった山崎まゆみさんや中元千恵子さん、方向性を導いてくださった藤村正宏先生はじめエクスマの皆さん、クラウドファウンディングで支えてくださった皆さんのおかげです。

なによりも一番感謝したいのは、お客様です。

バリアフリー特別室を作るとき、「正直このお部屋に本当に車いすで泊まる方がいらっしゃるだろうか?」と不安になったものです。

結果的には、その後、たくさんのご予約をいただけたことが、貸切風呂にもつながり、今まで続けられました。

事業を支えるのは、お客様。
うちのやろうとしている方向性に一票を入れてくださったから、なんとか続けてこれました。

今回の受賞は、これまでを振り返るきっかけにもなり、また方向性が合っていた確信にもなりました。
今後ともバリアフリーでの受け入れを増やし、経験値と価値を高めていきたいと思います。

令和元年、いいスタートがきれました

まずは、過分な賞をいただき、ありがとうございました。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。