旅館ブログ

湯あわせ、そしてマイ温泉!福島で若旦那サミット。

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日本人なら、なにかしらの温泉体験がある

サミットに出席してきました。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

福島は、飯坂温泉で開催された「若旦那サミット」に呼んでいただきました。

サミット集合写真!

もともとは、ふくしま若旦那のみなさんが集まるイベントでしたが、最近は幅広く米沢八湯にもお声がけいただいております。

ふくしま若旦那が毎年やっているイベント

今回のテーマは、「湯あわせ」

「湯めぐり」として、複数の温泉で入浴する体験は、愛好家が多いです。
さらに一歩進んで、「湯あわせ」。

単なる「温泉に2回行ったよ」ではなく、「この温泉の後にこの温泉に行くといい」という絶妙な組みあっわせを楽しむ新しいスタイル。

成分強めの草津温泉の後に成分が柔らかい温泉に入って帰るとか、江戸時代にもあったほど。

それを米沢八湯と福島の温泉でできないかなー、と考えてみました。

我々だけで考えてもラチがあかないので、スペシャルゲストに山崎まゆみさんをお招きして、プロの意見をいただきました。

車座で話し合いました

お話は、盛り上がりましたが、結論として「こことここの組み合わせ」という具体的なところは、今後になりました。
なかなか難しい。

ヒントになる考え方として、「マイ温泉」をご紹介します。

自分だけの温泉を探す「マイ温泉」の旅

まず、温泉にたくさん行って、経験しているであろう日本人。
参加のみなさんに聞いてみました。

「泉質を実感したことはありますか?どこでしたか?」

私の場合は、生まれてからずっと温泉。
家庭の風呂も温泉でした。

ですから、「温泉いいね」といわれても、「別に。。。ただの風呂じゃん。」と思っていました。
そんな私が、温泉の素晴らしさを知ったのは、19歳。

大学で一人暮らしした時に、アパートのお風呂にお湯を張ってビックリです。
「温まらない。。。」

入浴剤を入れても、「温まらない。。。」

この時、初めて実感として、「温泉はすごい」と思いました。

その後、様々な温泉に入るなかで「あれ?それほどでもなくない?」と思う温泉もあり、「小野川温泉はすごい」と身をもって知ることになります。

そんな私が、「いやー、ここの温泉すげーな!」と実感したのは、新潟の松之山温泉でした。
「大将、このスープ、どうやって出汁とってるんですか?」というくらい何段階かの味の変化があり、入浴しながら、唸った覚えがあります。
※飲んだわけではありません。例えです。

全員に意見をお聞きしました

そんな風に各自の温泉体験を聞いたところ…。

・温まりが違う
・子どもたちが湯口の付着物などに関心を持っている
・高温でも泉質によっては、入れる
・入浴して生理が早まった
・お風呂に入れない日が続いた後の湯が最高
・うちの温泉は、女の子の子宝に恵まれる

などなど、身をもって温泉を実感されておられました。

一方、若者の間では、「温泉なんてお年寄りのもの」という感覚もあるようで、そのまま良さがわからずに過ごすのも怖いという危機感も感じました。

単なる風呂じゃないんだという実感が、あるかないか。

マイ温泉!を考えてみよう

そのために意識したいのが、「マイ温泉」
「自分の温泉」という意味の「マイ」。

山崎さんがおっしゃっておられた発想です。
いろんな温泉にいってみて、「ここ私に合うわーーーー」という温泉を探す。
そして、自分のなかで「マイ温泉」として、疲れた時や元気になりたい時に足を運ぶ。

かかりつけの医者みたいなイメージでしょうか。

これまで温泉側もあまり泉質を伝えてきませんでした。
料理やお部屋は伝えても、泉質は二の次。

我々の意識の低さも問題でしたが、そこに喝を入れつつ、「マイ温泉」に選んでいただけるよう温泉の価値を伝えていきたいものです。

さて、あなたは、温泉の泉質を実感したことはありますか?^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。