旅館ブログ

まさに現代のトムソーヤ!ブルーペイント大作戦 in 小野川温泉

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4年ぶり!進化したブルーペイント大作戦

おかげさまで綺麗になりました。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

思い起こせば、2014年7月24日。

グラッティチュードを有名にしたブルーペイント大作戦

当館の前に車椅子専用の駐車区画がペイントされました。
プルーペイント大作戦。
加藤健一さんとグラティチュードのみなさん、ボランティアで参加の皆さんが一緒になって、作りました。

みるみるできる駐車区画

あれから、4年。
すっかりボロボロになった駐車区画がこちら。

雪が降る地域では、どうしても劣化が早い。
仕方のないことです。

ボロボロの駐車区画。まずはバーナーで乾かします

4年ぶり2度目となった今回。
30回以上も回を重ねたブルーペイント大作戦は、超絶に進化していました。

まずは、バーナー。
前回も雨上がりで苦労したのですが、今回は、バーナーにテントに雨対策も万全でした。

細かく測って設計図を作っていきます

塗る場所をマスキングします

塗りはじめると一気に進みます

今回は、たくさんのボランティアの方に応援いただきながら、グラッティチュードのスタッフの的確な動きととものどんどん進んでいきました。
無駄なくスイスイ進みます。

一番のキモ、車いすの図柄

チョークで描いてから塗りすすめます

乾くまでの もぐもぐタイムはできたてのラジウム玉子

見事に完成しました!

けんぼーは、現代のトムソーヤ

前回は、第1回で雨もあり、手探りな部分もあったブルーペイント大作戦。
今回は、本当にあっという間に終わってしまいました。
手際よすぎるくらい。進化がハンパなかったです。

ダイジェスト動画

車いすの駐車区画は、きっかけがないとなかなか作りません。

どうせ車いすのお客様なんて来ないし。
うちは、バリアフリーじゃないし。
そこに使うお金があるなら他のことするし。

そんな考えになりがちです。

ブルーペイント大作戦は、そんな甘えに対して、はじめの一歩になるきっかけを与えてくれます。

しかも、普通なら「そんな面倒くさいこと、汚れそうだし、やりたくない!」と思うところですが、ボランティアスタッフまでが集まり、みんなで楽しく、和気藹々と進みます。
「私にも塗らせてー」という感じ。

トムソーヤの冒険のワンシーンのようです。
まさに、けんぼーは、現代のトムソーヤ

この事業を通して、改めて車いすユーザーのことを考えたり、お店づくりに活かしたり、体験したからわかる次の展開が必ずあります。
楽しくペンキを塗って、終わると気づきもある。

そんなブルーペイントの輪がどんどん広がっています。

「ひとりのハートが世界を変えられる」を実践してる加藤健一さん

たかだかアスファルトにペンキを塗っただけ、と思えばそれまでです。
しかし、グラティチュードの皆さんもボランティアの皆さんもそんな風には思っていません。
今までなかった駐車区画を生み出し、使う方が使いやすく、使う方に光が当たるような社会。

そんな社会づくりの第一歩を見せてくれています。

この日のイベントを通して、改めて初心に返り、ユーザー目線をもっと磨きたいと思った次第です。

けんぼー、グラティチュードの皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。