旅館ブログ

新たな柱を!元湯陣屋 宮崎知子先生のご講演

12views

山形県旅館組合青年部50周年!

ついに半世紀。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

業界のお話で恐縮ですが、この度、山形県旅館組合青年部は50周年を迎えました。

天童温泉 ほほえみの宿 滝の湯さんにて記念式典

天童温泉の「ほほえみの宿 滝の湯」さんを会場に、記念式典が開催されました。
お世話になっている国会議員、県議会議員の皆様や全国部長、歴代部長ほか、多くのご来賓に見守られながらの式典となりました。

若旦那も着物でお出迎え

記念式典のあとは、記念事業として第1部は講演会。
元湯陣屋の宮崎知子先生をお招きしてのお話を伺いました。

元湯・陣屋といえば、今や宿の名前はもちろんのこと、システムの名前が有名です。
陣屋コネクトという旅館の基幹システムを開発し、販売し、他の宿の経営効率化のお手伝いまでなさっているお宿です。

社員は、週休3日。
お宿も1週間に4日しか、宿泊をとらない。

国の掲げる生産性向上のお手本のような宿です。

今回は、その経緯や裏側をいろいろとお聞きしました。

衝撃の数字がズラリ!

冒頭にたくさんの数字を出していただいたんですが、もう全てが革命的な数字です。

1週間に4日しか営業しないで成立するという。
それでいて、年々、客単価も上がってきている。

細かいお話はマニアックすぎて書きませんが、陣屋さんの存在がすごいです。

存在自体が希望の星

陣屋さんのスゴさは、なんといってもその存在です。

週に4日営業なんて無理。
社員が週休3日なんて無理。
客単価5万円なんて無理。
自己資本比率50%なんて無理。
離職率3%なんて無理。
スタッフの平均年収400万円なんて無理。
1人あたりの生産性1250万円なんて無理。

と言いたくなるます。

数字を使った明解でドキドキするお話でした

思いついても、あきらめたくなります。
そんなことできるわけがないと。

でも、実際、そんなお宿が同じ業界にあるわけです。
存在自体が、革命なお宿です。

そんな風にできるという意味では、存在自体が業界の希望です。

新たな柱を持とう!

宮崎先生のお話で印象的だったのは、新たな柱を作るということ。

宿泊がメインで、日帰りがサブ。
ほとんどの旅館のパターンです。

うちもそうです。

そんな業界にあって、システム開発と販売、さらにウェディング事業など、全く違う柱を作って、お宿を再生させて来られました。

参加者はほとんど旅館関係者なので衝撃的でした

既存の経営構造から抜け出すための革新。
新たな一歩を育てて、柱に。

陣屋さんは、それをちょっとずつ、でも着実に行って、生まれ変わっていったのがよくわかりました。
私もそうなれるよう、がんばりたいと思います。

宮崎先生、ありがとうございました。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。