旅館ブログ

初めて見た親子会!立川志らく一門会

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立川志らく一門会に行ってきました

こしら師匠との親子会。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

親子会に行ってきました!
と書くと、「え?立川志らくと立川こしらって、あの二人、親子なの?どおりで。。。同じ名字だもんね。」と言われそうですが、本当の親子ではありません。

落語の世界では、師匠と弟子は、親子と言われます。
たまに本当に血のつがった親子がいたりしますが、大抵は他人です。

師匠と弟子の関係、それを「親子」と呼びます。
二人でするなら親子会となります。

師匠と弟子で親子会

立川志らく師匠は、お弟子さんが多く、よくお弟子さんと一緒に会を開いています。
なんと221回。素晴らしい回数です。

今回の弟子は、立川こしら師匠。
こしら師匠は、志らく師匠の元一番弟子。

なんで「元」なのかは、面倒臭いので書きませんが、現3番弟子。

前座で上がった立川かしめさんは、こしら師匠の一番弟子。

そんなわけで、師匠から元一番弟子、その一番弟子と直系のDNAを感じる会となりました。

立川かしめ「子ほめ」

開口一番は、「子ほめ」でした。
師匠と大師匠の前で「緊張した」とおっしゃってましたが、堂々たるものでした。

10月には二ツ目への昇進がかかるかしめさん。
今後がますます楽しみです。

立川こしら「長短」

親子会の醍醐味は、「まくら」です。
ネタに入る前のフリートーク。

この日は、こしら師匠は、志らく師匠について語り、志らく師匠はこしら師匠について語りました。
普段なら内輪ネタっぽい話も親子会なら、たっぷり聴けます。
お互い、ディスっているようななかに姉弟愛を感じるトークでした。

この日の「長短」は、スペシャルバージョン。
本来は、気の短い男と、気の長い男が出てくるお話ですが、気の長い男が気が長いというより、文学的で面倒臭い男。

こしら師匠ならではのキャラ設定で、唯一無二の「長短」。
さすがでした。

立川志らく「幇間腹」

志らく師匠が登場。
2列目で志らく師匠を拝見できるとは、感動です。

幇間とは、「たいこ持ち」。
今では、見かけない職業なのですが、男の芸者さんです。

この日、やけに印象的だったのが、「猫」。
猫のモノマネがかわいらしかったです。
こういう細かいネタがさりげなく出てくるのが落語のいいところです。

志らく師匠の威勢のいい一八。
歯の浮くような長いお世辞が秀逸でした。

最後のサゲ。
「皮が破れて鳴りませんでした」というところで「皮が破れて(イヨッ!)鳴りませんでした」と(イヨッ!)を入れたのが、かっこよかったっす。

立川志らく「反対俥」

仲入り後、出てきたのが、再び志らく師匠。

こういう時は、一席で終わるところを「こしらが二席やれっていうから」と二席目。
優しい師匠です。

「芝浜」とか、「文七元結」とか、こしらができないようなのをやってやろうかと思ったけど、それも大人気ないので…。と始めたのが「反対俥」でした。

途中、「天城越えをドングリコロコロのメロディーで歌う」など、小ネタも満載。

感動ものではなく、あえてバカバカしい落語らしい落語を披露していただきました。

立川こしら「疝気の虫」

トリは、こしら師匠。

早速、「ドングリコロコロを尾崎豊の15の夜のメロディーで歌う」ネタを即興で披露。
このアドリブ力こそ、こしら師匠の真骨頂。

疝気の虫は、人間の体内に住む虫をやっつけるお話。
普通は、人間目線ですが、この日は、虫目線で虫の世界のファンタジー。

ジブリ作品のような疝気の虫でした。
いつもながら、発想に圧巻でした。

こしら師匠の芸は、林家?

この日初めて聞いたのが、こしら師匠が真打に昇進する際、志らく師匠が語った言葉。

「本当は、こいつを真打になんてしたくないんです。
でも、皆さんの投票ですから受け入れます。
本来、こいつの芸は、立川流ではなく林家なんです。」

落語家さんのいうことですから、ディスりの中にネタも入ってますよ。

立川流ではなく、林家。
実に興味深い。

林家と聞いて、爆笑王と言われた先代の林家三平さんを思い出しました。
三平さんもよくお客さんをイジったりしてましたもんね。

ディスってるようで愛のある褒め言葉だと勝手に解釈しました。

東京ならでは、落語仲間にも

東京の落語会に行くといろんな人にお会いします。

この日は、こしら師匠を呼んで落語会を開催した席亭仲間である今板温泉 湯本館の若女将・永松祥子さんも参加しました。
生の志らく師匠に感動してました。

会場で配られた記念手ぬぐいとともに

また、東北ツアーにもお越しいただいているコアなファンの方々ともお会いできました。

東北までお越しくださるほどの こしらファン

10月26日、昇進をかけたかしめさんの落語会

落語会が終わってから、かしめさんからチケットを購入してきました。

いよいよ二ツ目に向けた昇進がかかる かしめさんの会です。
10月26日、横浜にぎわい座です。

会場のキャパは400人。
それを手売りで満席にしようという試みです。


かしめさんとともに

志らく師匠もいらっしゃいます

昇進がかかった落語会というのは、普段の落語会とも雰囲気が違い、独特です。
なかなか感じられない緊張感も込みで、お楽しみください。

気になる方は、ツイッターからお申し込みくださいね。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。