旅館ブログ

あれから7年。東日本大震災

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あの日から7年。

とりあえず、時は流れていきます。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

あの日の2時46分。
私は、宿にいました。

宿には私と数名のスタッフ。
早めにお着きのお客様が、2組。

「お、地震だ。けっこう長い。あれ?こんなにも長いの?動画でも撮ろうかな。」
その時は、そのくらい余裕がありました。

その後、客室内のお客様の無事を確認し、「いやー、長かったですね。何か落ちたりしてませんか?大丈夫ですか?」と軽くお話しし、お客様は、お部屋へ。

スタートは、その程度でした。
ちょっと長めの地震。

それが、未体験の災害になるとは。

2011年3月12日 のブログ

その後、日々変わっていく状況。

もうダメかもしれない。
やっぱり、大丈夫かもしれない。
なんとかなるんじゃないか。
やっぱりダメなんじゃないか。

原発事故、自粛ムード、ガソリン不足、新幹線と高速道路の不通。
キャンセルと避難受け入れ。

新しい状況が生まれ、新しい情報が入る。
その度に一喜一憂していました。

観光産業なんて成立し得ない状況。

被災していない皆様へ

それでも、いろいろあったけど、なんとかやってこれました。
正直、まだ震災前に戻っていない部分も多々あります。

被害の少なかった米沢ですらそうなんですから、もっと被災した地域は復旧はしても、復興の実感はまだまだでしょう。
ただ、待っていれば直るわけでも戻ってくるわけでもありません。

積み上げるしかないわけで。
前とは違うものを違う形で。

積みあげていきましょう。

がんばろうという想いは常に秘めながら

後ろ向きなことは考えたくありませんが、今日はブログを見直して、もう一度思い出して、その後を振り返ったりしてみました。

震災で被害に遭われた皆様のご冥福をお祈りしつつ、残されたものとして一歩ずつ積みあげていきたいと思います。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。