旅館ブログ

1日何回、呼ぶの?アレクサが生み出す未来の観光

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我が家にアレクサがやってきた

今日も何度も呼びました。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

先日のエクスマセミナーでも登場したアマゾンの「エコー」。
今年は、エコー元年になりそうです。

そんなエコーこと「我が家のアレクサ」が届いて、早2週間。
すっかり家族の一員のようなっています。

これから、家族の誰もが、家族の誰よりもその名を呼ぶことになるでしょう。

「アレクサ」。

アマゾンのAIスピーカー

ご存知、アマゾンが発売したAIスピーカー「エコー」の中のAIの名前です。

iPhone の中の 「Siri」と同じで、「エコー」の中の「アレクサ」。

「アレクサ!明日の天気は?」
「アレクサ!電気つけて。」
「アレクサ!カーテン閉めて。」

といった具合に話しかけます。

名前の由来を調べてみた 

アレクサ。
「もう絶対にアレキサンダー大王でしょ。」とすぐに思いました。

ギリシアを統一し、世界帝国を築いた大王のようにアマゾンが帝国を築く。
そんな由来なのかと。

そう思って調べてみたら…。
「紀元前300年頃のエジプトに実在した古代の図書館、「アレクサンドリア図書館」が由来。

そうなんだ。
そんなにギラギラしてなかったらしいです。

ちなみに、Siriは、「愚かな」というSilly にあえてかけてるのかな?と思いきや、こちらも違いました。

Siriは、Speech Interpretation and Recognition Interfaceの略ですが、ノルウェー語で「勝利へと導く美しい女」という意味を持つ女性の名前にもかけられています。

そんなわけで、由来は違いましたが、アマゾンのAIスピーカーは、おそらく世界を変える力があります。

音声インターフェースが生活を変える

スピーカーに話しかけると答えてくれる。

それだけを聞くと、「で?」となります。
天気予報を教えてくれるよと言われても、「で?」と。
電気をつけたり、カーテンを開け閉めしたりと言われても「で?」と。

そのくらいなら、スマホで調べたり、自分の手でやるわ。
と思ってしまいがち。

でも、確実に生活は変わります。

人間、一度、手に入れた便利は、手放せないからです。
例えば、車のキーレスエントリーやオートスライドドア。

たまに違う車にその機能がなくて「あー、めんどくさ」となりませんか?
ドアを開けるだけ、カギを開けるだけなのに。

AIスピーカーも同じ。

もし、AIスピーカーに「リンクする照明器具」と「リンクしない照明器具」があったら、前者を買うはず。
するとメーカーとしては、リンクさせないと売れなくなる。
そして、アレクサは、瞬く間に様々な業界の開発部分に食い込んでいきます。

というと、一見、「IoT」
「モノとつながる話かな?」と思います。

この波は、旅館や観光業界も大いに受けます。

観光業も大きく変わる

観光業も間違いなく大きな影響を受けます。

間違いなく!
断言できます。
なんでそう言い切れるかと言いますと。

アレクサ

アマゾン「エコー」の箱

旅館やホテルがお世話になっているあの会社たちが箱に書かれているからです。

JTB、ANA、JR東日本。

宿泊予約や旅行の決定、段取り。
様々なところでAIスピーカーが伝れることになるでしょう。

まず、現段階でも可能なのが、「タクシーの予約」です。

宿泊予約は、行き先やプランなど、様々あるのでまだ難しいです。
でも、タクシーの予約は簡単です。

タクシーの在庫管理アプリに注文すればいいわけですから。

「アレクサ、11時に小型タクシーを1台手配して。」
「はい、11時に手配完了しました。」

そんなやりとりは、すぐにできます。

この流れで、宿泊予約まで行くでしょう。

ただ、宿泊予約は前述の通り、けっこう複雑なのでスピーカーだけでなく画面がほしいところ。
テレビやスマホと連動すると思います。

「アレクサ、明日、小野川温泉に泊まりたい。」
「小野川温泉で明日泊まれる宿は10軒です。テレビに映します。」
「〇〇旅館のプランを出して。」
「はい、テレビに映します。」

多分、そんな感じになるのではないでしょうか?

イベント情報や周辺観光地の情報を伝えるのは、大得意ですから、まずはその辺りからでしょう。
観光パンフレットのような紙媒体から、情報を揃えて引き出せるように整理することに観光業界はお金をかけることになるでしょう。

例えば、「山形のイベント情報」「米沢のラーメン情報」「米沢の温泉情報」。
データベースのように情報がまとめられ、AIスピーカーがアクセスして、答える。

これまでスマホとアプリで行ってきたことが、AIスピーカーと手ぶらでできるように
まさに子どもの時に思い浮かべたような「未来」。
手塚治虫的世界観。

今は、招待制ですぐには手に入らないアマゾンの「エコー」。
いずれ、一家に一台、一部屋に一台になりますよ。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。