旅館ブログ

「逸脱」への挑戦状!エクスマ新春セミナー

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太鼓

エクスマ新春セミナーに行ってきた!

トガりまくってました。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

新しいことに取り組むことを「挑戦」と言います。
昨日のセミナーは、まさに挑戦のようなセミナーでした。

ビジネスマンが集うマーケティングセミナー。

この言葉にある程度のイメージがつきまといます。

会場は、会議室かな?
参加者は、スーツかな?
新春だから、名刺交換会かな?
講義は、何分かな?

そんなある程度のイメージは、すべて蹴散らされました。

会場は、エコルマホール。
狛江市の文化ホール。定員728名。
ステージがあって、コンサートをするような場所です。

参加者は、みんな私服。
これはいつも通り。

いかにもな名刺交換会はないものの、参加者同士の交流は盛りだくさんでした。

そして圧巻は、セミナーの時間配分。
開始が13時、終了が20時。

その間、藤村先生の講義が2時間。
トークショーや休憩を差し引いて、4時間近くが「劇」

それも自作のシナリオでマーケティングの気づき満載の「劇」。

とにかく圧巻でした。

太鼓

オープニングアクトは、塾生かーくんの圧巻の和太鼓演奏

冒頭のセミナーがフリとなり付箋が回収されていく

冒頭、藤村先生が1時間ほどの講義をなさいました。
いつものエクスマセミナーっぽいお話。

しかし、その講義からすでに劇が始まっていたことに観客は後々気づきます。
セミナーの中でさりげなく雑談のように話したネタが、その後の劇の流れを作っていく。

まさに、落語でいうマクラでした。

ブレードランナーの話もiPhoneの話もあとで効いてくる

始まると、完全なる劇。

エクスマ劇

スパイと3歳児(?)のやりとり

エクスマ劇

ネットTV会社の社長とアンドロイドのやりとり

エクスマ劇

警察と犯人のやりとり

エクスマ劇

スナックのママと客のやりとり

エクスマ劇

革命家と大学教授のやりとり

と、まったく異なる様々な芝居が演じられていきます。
写真だけで見ると、個別のショートな劇のようですが、繋がって全体のストーリーになっていきます。

ちゃんとついていかないと置いていかれるそうな複雑なストーリー。
最後の最後まで気が抜けず、ツイートしようと思っていたのに、劇の間は、スマホをほとんど触れませんでした。

全員が、演劇は素人。
8ヶ月間練習して、ゼロから成長しました。

そして、シナリオも演出もオリジナル。
中身は、マーケティングの近未来を暗示するようなお話。

さて、これをどう受け止めるかは、観客に委ねられます。

藤村先生からの挑戦状

あえて、私は、そう解釈しました。

セミナー中もお話にでたキーワード「逸脱」
果たして、自分は、逸脱できているのか?

これまでのようにちょっと儲かるテクニックを知って、真似るような二番煎じではもうダメ。

どうやって、誰にも真似できない、再現できない、独自の価値を築くか?

藤村先生がボソッとおっしゃった「今日はボクの遊びにつきあわせちゃったみたいで、すいません。」
象徴的な一言でした。

果たして、あなたは仕事を遊びのように楽しみ、それにつきあわせて満足させられるか?

藤村先生は、「マーケティングセミナー」というジャンルで「演劇」を使って、独自の再現不可能な価値を生み出しました。
他のマーケティングの先生でこれができる人は、世界中でもいないでしょう。

バックボーンが違いますから。

同じことを自分はできるのか?

「旅館」というジャンルで自分なりのバックボーンを使って、独自の価値を築けるのか?

全然、甘いんじゃないか?
まだまだ逸脱できるんじゃないか?
再現できないところは、もっと先じゃないか?

そんな自問自答が浮かんでは消え、浮かんでは消えました。

エクスマ劇

4時間をやりきったエクスマ劇の出演者の皆さん

経営者として何を表現していくのか?

そして、和太鼓含め18名の表現者の皆さん。
普段は、会社で働くビジネスマンや社長が、演劇という表現に真剣に取り組み、表現者として舞台に立つ。

セミナー講師ではなく、演技者として。

皆さんの真剣な表現には、それまでの膨大な練習量を感じました。
そして、本番の舞台度胸。

何から何まで刺激的な時間でした。

あまり書けませんが、CMも大爆笑でした。
「キンチョースルー」が、特にたまりませんでした。

文字で書いてもあの場の感動や興奮は、なかなか伝わらないと思いますが、伝説に立ち会わせていただきました。

スタッフの裏方メンバーズと藤村先生

あんな型破りなマーケティングセミナーが存在している。
存在させられるんです。

もっと「逸脱」できる可能性を胸に刻みつけられた一日でした。
私も、私なりの、うちの宿なりの逸脱に向け、邁進したいと思います。

藤村先生、ご出演の皆さん、裏方の皆さん、会場にお越しの皆さん、本当にありがとうございました。
あの場に立ち会えて、マジ感謝です。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。