旅館ブログ

もしものミサイル対応。Jアラートが鳴ったら、ここに逃げろ!

8views

ミサイル

現実として脅威を感じたあの日

もはや戦後ではない。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

あんまり騒ぐのはどうかと思います。
ただ、旅館として、命を預かる立場として、一応、ちゃんと考えてみます。

あの日、けたたましくスマホが鳴り、起こされました。
ドキドキの数十分。

人生でもっとも気持ち悪い時間を過ごしました。

地震なら、即座に震源と震度がわかります。

それがミサイルとなると
「北海道、東北、北関東の皆さんは避難してください。」
あまりにも漠然とした指示にどういていいか実に悩みました。

Jアラートが鳴って数分。
果たしてどう対処すべきか?
悩みました。

旅館には、お客様がいらっしゃいましたから。

自分と家族をどうするか?
よりも、
お客様にどう対応すべきか?
を悩みました。

朝6時なのに、全館放送すべきか?
いや、みんなスマホで知っているんじゃないか?
いや、スマホをお持ちでない方もいらっしゃるのでは?
そもそも、すでに通過しているのでは?
でも、避難指示しなかったがために、何かあってはいけないし。。。
でも、避難しようにもどこへ?どうすればいいの?
シェルターがあるわけじゃないし。。。

いろいろと悩みました。

実際の時間の経過は以下の通り。

5時58分 北朝鮮より発射される
6時 2分 政府がJアラート発信
6時 6分 北海道上空通過
6時 7分 北海道東側太平洋沖着弾

私が悩んでいたころ、すでに着弾していました。
つまり、考えるだけ無駄。

そのくらい、時間がない。
時間がないなかで、旅館としてできる対応は、果たしてあるのか?

もしも…
本当にもしもですが…
ミサイルが落ちたとして、旅館を直撃し、旅館がすべてなくなるようなら、館内での避難は意味がありません。

もしも、3階なら怪我したけど、1階にいたら怪我しなかった。
もしも、そんな状況が起こるのだとしたら、避難する意味があります。

当館で一番安全な場所は?

マニュアルはというと…。

ミサイル

屋内なら窓から離れる

このマニュアルによると「頑丈な建物の中でガラスがないところ」がいいようです。

館内をじっくりみてみたところ、旅館というのは、実は窓が多い。
おそらく、普通の家より、窓が多いし、ガラスの面積が大きいです。

だから、客室よりは、廊下が安全。
お風呂よりも、廊下が安全。
廊下も上からの落下物と考えれば、3階よりは、1階の方が、床が多い分、被害が軽そう。

いろいろ考えた結果、ベストの場所は…
1階のトイレです。

あくまでも当館の場合ですよ。

廊下だと通気が良いので、トイレの方がより安全。
ガラスもないです。

あと、入浴中はスマホが手元にないでしょうから、見回るならお風呂からだと思いました。

もちろん、そうならないことを祈りますが、とりあえず、ガラスから離れる。
これは、心がけておきたいものです。

こんなことをブログに書く日が来るとは…。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。