旅館ブログ

ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ。激動の時代、まちづくりに大事な感覚

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様々なまちづくりの担い手たち

逆もまた真なり。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

先日、友人の若旦那たちと久しぶりに会いました。
結婚式の後の二次会、どうしても話題は、まちづくりなどご商売の話に。

舞い散った花びらより、次にどう咲かせるか?

そこで盛り上がった話。

よくまちづくりの担い手として、「ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ」という言葉が出ます。

よそもの … 引越しやお婿さんなど、他の地域からやってきた人

わかもの … そのまんま、年の若い人

ばかもの … 他人がやらなさそうな突飛なことをやっちゃう人

岩盤のようにカチコチの地域に、この3者がドリルで穴を開け、新たな取り組みを行ったりすることが多いです。

逆転の発想で考えてみる

有名な言葉だけに「逆」にしてみるとまた深い気づきがあります。

よそもの ←→ もともといる人

わかもの ←→ ご年配の人

ばかもの ←→ まともな人

よそもの、わかもの、ばかものの発想とは、「それまでの常識的な発想にとらわれず、他人の目を恐れず、前に進むこと」

逆の人にありがちな発想こそ危険ってことです。

もともといる。
ご年配。
まとも。

いつ誰が作ったかわからない地域のルールや常識。
長老的存在が「そもそも」「もともと」と語る慣習。
見直すなんて思ってもみないまま、ずっと続いている伝統。

それって、案外、自分たちで自分たちを型にはめて、動けなくしているようなもの。

「一度、振り返ってみては?」
と思うわけです。

「そもそも」「もともと」「今までは」と詳細な過去を語ったところで何も生まれません。
「これからは」「今ならば」「できるなら」といった、今しか作れない未来を語るのが第一歩かと。

「それなら、昔やったことがある。」
昔、うまくいかなかったことでも、今ならインターネットもスマホもあります。
もしかしたら、うまくいくかもしれません。

全ては、今に立って、未来を考えること。
過去を振り返って、今、立ち止まることではないはず。

リスクを取らないことが、リスク。

これだけ周りが変わっているのです。

旅行に行くにあたっても、時間を作って旅行代理店の窓口に行っていた方が、会社の休憩時間にスマホで5分で予約できちゃうんです。

変わらないのが、もはや危険。

10年前と変わらないことを連綿と続けいているなんて、恐ろしや、恐ろしや。

10年前の成功法則は、もはや当たってないと思って臨んだ方がいい。
そして、10年後の成功法則は、これから作られると思った方がいい。

そう思えば、きっと見える世界、取り組む行動が変わってきます。

いま考えて、これからを作った方がいい。

もともといる人、ご年配、まともな人でも問題ありません。
問題は、ものの見方や、取り組み方

未来を妄想しながら、今、動く。

結婚式のお祝いムードの中、他地域の同業者と盛り上がったのは、だいたいそんなことでした。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。