旅館ブログ

いくつあてはまる?伸びない経営者5つの特徴

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酒井彰さん

青年部サミットで聞いた酒井彰さんの講話

話を聞いてグサッと刺さりました。

こんにちは。
若ダンナ・若女将を応援してます…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

米沢には、様々な青年部組織があります。
若ダンナとして、実家に帰ってくると、そういった組織に属する場合が多いものです。

・観光物産協会 青年部
・法人会青年年部 青年部
・商工会議所青年部
・JC
などなど…。

米沢では、青年部組織が集まって「青年部サミット」というイベントを毎年開催しています。

昨年の青年部サミットで聞いたお話。

講師は、様々な青年部組織の偉大なる先輩・酒井彰さんでした。

 

酒井彰さん

酒井さんと新年会にて

 

伸びない後継者、5つの特徴

各青年部員を前に語られたのは、「伸びない後継者の特徴」でした。
5つありました。

伸びない後継者の特徴
 ①ジェントルマン
 ②ケチ
 ③ビジョンがない
 ④人を信じない
 ⑤度胸がない

①「ジェントルマンで何が悪いの?」と思うかもしれません。
親が経営者であるとあとつぎは、人あたりがよく、紳士的な人になりがち。
人あたりが、よいのはいいのですが、八方美人で自分の意見を言わないような個性なきジェントルマンではいけません。

②ケチ
ケチというと聞こえは悪いですが、節約家といえば、聞こえがいいです。
コストを計算して、金額だけで取引業者を決めたり、重要で大きな買い物ができないようなケチではいけません。

③ビジョンがない
後継者であるがゆえです。
創業者は、自分のビジョンのもと壁にぶつかっても理想を目指して邁進します。
後継者は、他人のビジョンのもとに作られた会社を引き継ぐため、ビジョンがない場合が多い。
すると、「こうしたい!こんな風に社会に!」という思いがないまま、経営をしてしまいがちです。

④人を信じない
「知らない人についていっちゃいけない」
というしつけのごとく、スタッフや取引先など、誰を信じていいのかわからない。
そもそも、すべて疑ってかかる後継者もおり、それでは相手はついてきません。

⑤度胸がない
ケチやビジョンともつながりますが、ときには大きな決断を迫られるのが経営者です。
しかし、それができない。
小さくまとまってしまって、縮小均衡の道を辿ってしまいます。

以上が、5つの特徴です。

初めて聞いたときは、ドキッとしました。
2004年に実家に帰ってきた当時の自分を振り返ると、恥ずかしいくらいあてはまったからです。

後継者の「ある思い」がすべての原因

創業者と後継者。
それぞれ役割が違います。

どの後継者にも共通する強い思いがあります。

それは…
「つぶしちゃいけない!」

引き継いだ会社を自分の代でつぶすわけにはいかない。
後継者は、そう思っています。

この気持ちすらないならば、あとを継がないはず。
ですから、後継者としての必要条件が「つぶさない気持ち」でしょう。

しかし、「つぶしちゃダメだ!」ばかりを意識してしまうと上記の5つの特徴に
行きつきます。

つぶさないために…、どこでも角を立てず紳士的に。
つぶさないために…、一銭でも安く仕入れ、無駄なお金は使わない。
つぶさないために…、うかつに人は信じない。
つぶさないために…、危ない橋は渡らない。

もうお分かりでしょうか。

つぶさないという思いのほかにもう一つ、後継者に必要なもの。

それは、「ビジョン」です。

「こんな会社にしたい」
「こんな仕事をしたい」
「こうやって社会に役に立つ」

後継者であるがゆえに、創業者のようなビジョンがなく、ズルズルとあとをついでしまう。
後継者は、その会社の創業者になることはできません。

が、ビジョンを持って、会社を生まれ変わらせることはできます
ビジョンが十分条件になるのです。

そんな後継者たちの想いやがんばりを発表する大会が18日、行われます。
旅館の後継者が自館の取り組みを発表する大会。

旅館甲子園です。

旅館甲子園 公式サイト

今回で2回目のこの大会。
アツい思いがどんな宿を作り出しているのか。

勉強してきます。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。