旅館ブログ

業界によって溜まりやすいものがある。断捨離。

10views

断捨離まつり

質素倹約な土地柄なもんで。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

やればやるほど、見えてきます。

ここ数日、時間を作っては、断捨離をしています。

米沢市といえば、上杉鷹山公以来の質素倹約の土地柄。
うちの祖母は、戦争を経験しているので「利用価値」という謎の価値でいろんなものを保存します。
そして、旅館といういつ誰が何を欲しがるのか、予測不可能な商売。

このあたりが原因なのか、どうしてもモノが溜まりがちです。

それが、旅館なのかもしれません。

断捨離が苦手な業態かも。

例えば、電気毛布。
さすがにもう館内の暖房もあるし、使わないでしょ。
いい加減、処分していいでしょ。

と思っていると、お盆に「電気毛布、ないですか?」と言われたりするという。
実話です。

お盆ですよ。

最近も、「携帯の充電器、貸してください」と言われ、よくよく聞くとすごい昔のタイプ。
こんな時、「あー、捨てないでとっておけばよかった…。」と思うもの。

工事関係の材料もそうで、「余ったけど、どうしますか?」と言われ、お風呂のタイルなんかは、大事なので取っておきますが、どう考えても捨てたほうがいい「壁紙の余り」とか。

捨てますよね、普通。
捨てるんです。

捨てたと思ったら、お客様が、壁に穴を開けて「壁紙、捨てなきゃよかった」となるという。

この経験が蓄積されると、「もしかしたら…」と捨てるべきものまで取っておいてしまうのです。

なんて言ってないで、捨てなきゃダメです。
心を鬼にして捨てる。

するとわかってきたことがあります。

エクスマに出会う前の販促物を発見!

業態によって、溜まりやすいものがある

旅館の溜まりやすいものベスト3。

プラスチック製品

プラスチック製品って、なかなか壊れません。

例えば、ケロリンの風呂桶。
そう簡単には壊れません。

すると、「まだ使えるから…」と取っておいてしまいがち。
木の桶なら壊れるのでこうはなりません。

他にも、シャンプーのボトルやら、石鹸入れやら、食器関係など、プラスチック系のものは、溜まりがちです。
たとえ使えても、捨てるに限りますね。

食品サンプル

厨房にあるんです。

よく食材業者さんが、「新商品、出ましたから、試してください。」と持ってきてくださいます。

1回使ってみて、「まぁ、いつか使うかも」と取っておいてしまう。
しかし、使わないという。

中には、1回も使ってないけど、とりあえずキープしているものも多数。

たまに、チェックしては、捨てるを繰り返さないと溜まりますね。

布にまつわるもの

布も、なかなか捨てられません。
なぜなら、けっこう持つので。

穴が開いてボロボロになるなんて、そう簡単にはありません。

バスタオル、シーツ、布団、ハッピ、浴衣、などなど。
とにかく、いろんな布が、溜まっていきます。

特に、布団などは、宿泊者が過去最高に多いと足りなくなったりするので、もしものためにとっておいてしまいがちです。
ましてや「いつかパッチワークに」とかいいだしたら、危険です。

使えるとは、わかっていてもガッツリ捨てる。
これですね。

とにかく、ただでさえモノが多いのが旅館。
今やたいていのものは、100円ショップで買えますので、いざとなったら買う覚悟でガンガン捨てるべきですね。

そんなことを念仏のように唱えながら、ゴミを捨てる日々です。
年末の大掃除の参考になれば。笑

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。