旅館ブログ

小野川温泉の豆もやし、冬しか栽培していないと思っていませんか?

25views

豆もやし

鉄腕ダッシュが取り上げるまでは、どローカルだった「豆もやし」

マイナーキャラでした。

こんにちは。

名物にうまいものなしと言いますが…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人(@naaot)です。

山形の名物は、うまいものばかりだと思っています。

小野川温泉の名物といえば、冬だったらこれらじゃないでしょうか?

・玉こんにゃく

・煮玉子

・温泉玉子

・まんじゅう

・豆もやし

・あさつき

 

豆もやしとあさつきは、冬限定です。

温泉街ごとにいろんな名物がありますが、温泉を活かして、その温泉場で作られている野菜って、珍しいんじゃないでしょうか。

 

豆もやしの持つ季節感

落語「千両みかん」では、夏にみかんを食べたくて、若旦那が患います。

今は、夏でもみかんがあるので、この噺をリアルに感じられません。
千疋屋なら夏でも温州みかんを売ってますから。

ありとあらゆる生鮮食品が、通年栽培されるなか、季節感を感じられる食材は貴重です。

小野川温泉の豆もやしは、冬限定です。

農家にとっては、仕事がなくなる冬の時期に温泉の熱を使って、豆をもやしにします。

11月下旬に出始め、4月まで栽培しています。

冬限定の野菜だから、栽培は冬だけか?
というと実は違うんです。

春に豆を植え、育てます。
そして、とれた豆を冬の仕事がない時期にもやしにします。

本来は、秋の収穫で食べられるのに、それを冬にもやしにする。

春夏秋冬を越えてできる一年がかりのもやしなんです。

買う側からすれば、冬しか買えない!
なんですが、作る側にはまた違う季節感があるんです。

 

豆もやし

温泉街に並ぶ豆もやし

 

今の時期、お土産として「豆もやし」をお買い求めになる方はたくさんいらっしゃいます。

温泉まんじゅうとセットでお買い求めになる方も。

もうしばらくすると、「あさつき」も出はじめます。

あさつきと豆もやし。
小野川温泉の冬のツートップ

お宿でもお出ししていますが、お土産としてもぜひぜひゲットなさってくださいね。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。