旅館ブログ

電話予約の落とし穴。逆ダブルブッキングとは?

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電話で予約する際に起きる逆ダブルブッキング!

お気をつけて!

こんにちは。

宿泊予約はもっぱらネット経由…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

ネット経由だとないのですが、電話予約でありがちなトラブルをご紹介します。

 

電話

電話予約だと起こりうるミス…

 

■A旅館のフロントにて…

お客様  「スイマセン。予約している佐藤ですが…。」

フロント 「え?佐藤さま?3名様…ですね。少々お待ちください…。」

(他のスタッフとウラで…)
「佐藤さまってないんだけど…」
「え?予約が漏れてるんじゃないの?」
「もう一度聞いてみてよ。」

 

フロント 「お待たせしました。ご予約の際も佐藤さまですよね?ほかの名前じゃないですよね?」

お客様  「そうです。佐藤です。ちゃんと電話で予約しましたよ。」

フロント 「申し訳ございません!少々お待ちくださいませ。」

 

(他のスタッフとウラで…)
「やっぱり予約漏れみたい…。」
「お部屋も空いているから大丈夫。今セットしてくるね…。」

 

フロント 「大変お待たせしました。では、ご案内いたします…。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■その日の夜、B旅館のフロントにて…

フロント 「それにしても佐藤さま、遅いわー。15時チェックインになってるのに…。」

女将   「もう19時だしね。ちょっとお電話してみたら?」

フロント 「そうですね。電話してみます…。」

     「ダメです。つながりません。」

女将   「今、向かっている途中なのかしら?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お分かりいただけたでしょうか?

これが、世にも恐ろしい「逆ダブルブッキング」です。

ダブルブッキングとは、旅館がダブって予約をとってしまい、客室が足りなくなること。

しかし、逆ダブルブッキングは、お客様が間違って予約してしまい、ダブって予約してしまうことです。

 

A旅館からすれば、「予約漏れをなんとかうまく対処できた」ですが、B旅館からすれば、「予約があるはずのお客様が来ない=(不泊)」。
当然ながら、不泊は、宿泊料の100%を請求されます。

お客様は、1泊で2旅館分の支払いをしなくてはならなくなります。
もったいない。

電話予約の際には、起こりうることなのでお気をつけください。

特に、小野川温泉の電話番号は、似ています。

当館は、32-2611

他の宿は、2011、2111、2211、2311、2711、2811、2911。
すべて、旅館です。

番号を一つ間違えただけで隣の宿に予約が入ってしまうのです。

 

逆ダブルブッキングを防ぐ3つの方法

ネット予約が主流なので、どんどん減るとは思いますが、念のため、防ぐ方法です。

予約時にメモを残す

電話予約の際には、予約時にメモを残すといいです。
できれば、発信履歴を見て、どこにかけたかをチェックしておければ、なおよしです。
間違って隣の番号を押して、隣の宿にかかっていることもあるので。

事前に確認の電話を入れる

「念のため、確認なんですが…」
と1週間前くらいに電話をするだけで、かなりのトラブルが防げます。

面倒かもしれませんが、オススメします。

フロントの対応がおかしいときに冷静になる

「あれ?予約したはずなのに…。なんていい加減な旅館!」
と思う気持ちもわかりますが、一度クールダウン。

ちゃんとしてある「だろう予約」ではなく、もしかしたらの「かもしれない予約」で再チェックしてください。

今回の件も、A旅館のスタッフと話しているときに、「もしかして違う宿に予約したかも?」と立ち止まれば、防げたかもしれません。

電話一本で成立してしまう旅館の予約です。
防げる行き違いは、防いでいきましょう。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。