旅館ブログ

「僕らのまち」と呼んでくれる元学生たちも集う米沢のまつり

14views

アクセルリンク

毎年進化する…「なせばなる秋まつり」

今年も終わっちゃいました。

こんにちは。

お祭り大好き!
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

毎年、見にいくとその変化がよくわかります。

なせばなる秋まつり。

米沢のお祭りといえば、GWに開催する「上杉まつり」と2月中旬の「上杉雪灯籠まつり」

私が子どものころからある、伝統の祭りです。

そして、最近はじまり、年々盛り上がっているのが「なせばなる秋まつり」

 

秋まつりの様子

 

実はこのお祭りには、学生たちが作っている一角があります。

一角とは言え、単なるテントではなく、学生たちはお手伝いしているわけではありません。

学生たちが、企画し、運営し、完全に仕切っています。
彼らは、学生サークル「アクセルリンク」。

予算をもらって仕切る学生たちも素晴らしいですが、それを任せる行政もまた素晴らしい。
なかなかできることじゃありません。

彼らが手掛けるのは、「棒杭市」という無人市。
子どもたちが昔の遊びを楽しむ「昔遊び」。

テント1基ではなく、2テーマのスペースを運営しています。

アクセルリンクは、震災以降にできた新しいサークルです。
その1期生は、卒業し、立派な社会人になっています。

 

アクセルリンク

アクセルリンク初期メンバーのセイヤとタクマ

 

なにもないところから、このイベントに携わり、後輩たちを育て、卒業後も訪れてくれます。

そんな彼らの残した言葉。

「僕らのまち 米沢」。

 

「僕らのまち」。

私は福島で大学時代を過ごし、大学祭の実行委員会で同じようにイベントを行っていました。

福島で遊んだり、飲んだり、バイトしたり。
いろんな思い出があります。
楽しい日々でした。

でも、「僕らのまち福島」と呼べるかというと…、
そこまでは関わっていないと思います。

「僕らの学校」ではありますが、「僕らのまち」と呼べるほど、街と関わっていません。

 

彼らは、行政と関わりながら、米沢のお祭りを通して、米沢のビッグイベントを手掛けてきました。

米沢に対する思い入れがとても強い。
だから、「僕らのまち」と自然に言えるのです。

卒業しても遠方から集い、後輩の作る祭りを楽しむ。

まさに「友遠方より来るあり、また喜ばしからずや」。

 

学生が活躍す「場」があり、住んでいる街と真剣に関わる。

自分が学生時代ではありえなかった感覚を持つ学生たちがたくさんいる米沢。
日本中でこんな街はなかなかありません。

誇りだと思うし、彼らを尊敬します。

また、来年の祭りもたのしみです。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。