旅館ブログ

座位が厳しい場合は、脱衣用のベンチをお使いください

16views

脱衣用ベンチ

座位が保てない方でも着替えしやすいベンチ

場所が変われば用途が変わるんです。

こんばんは。

なにげないベンチにも特殊な使い方がある…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

さて、問題のベンチ。

コチラです。

 

脱衣用ベンチ

ロビーに置いてあるベンチ

 

チェックインの際に軽く腰掛けたり、荷物をおいたり。

今日は、ロビーに置いてあるこのベンチの秘密をお教えします。

実は、このベンチ特注品です。

地元の鈴木畳店さんにお願いし、作っていただきました。

【特注ポイント】

①車いすと同じくらいの高さ

②畳なので座面が固くない

③防水畳なので、濡れても大丈夫

 

というわけで、このベンチ。

実は、お風呂でも使えるように作っていただきました。

 

脱衣用ベンチ

脱衣所ではこんな感じ

 

以前、車いすをご利用のお客様がいらしたときのこと。

私は、椅子(写真左)があれば、着替えができると思っていました。

でも、そのお客様は座る姿勢を保つことができず、着替えるには寝なければならないとのこと。
そのときは、このベンチがなかったので、大変苦労されてお着換えしてらっしゃいました。

私の不勉強でご迷惑をおかけしてしまいました。

その後、このベンチを特注し、普段はロビーで、必要とあれば脱衣所で使うようになりました。

 

車いすと同じ高さなので、移乗しやすいし、畳なので肌触りもよく、防水なので濡れていても大丈夫です。

普段はロビーにあるため、必要な際はお気軽にお声掛けください。
脱衣所に運びます。

常に脱衣所に置ければいいのですが、あまり広くないので、オーダーで運ぶ形にしております。
気軽にお声掛けくださいね。

また、洗い場までいける濡れてもいい車いす(シャワーキャリー)もございます。

湯船のなかはNGですが、洗い場で水びたしはOKです。

もしお着換えが大変でしたら、お部屋で着替えて、浴衣を羽織って、シャワーキャリーで移動し、サッと脱いでシャワーを使う手もあります。

持てるグッズを駆使して、なんとか解決したいと思いますので、お気軽にご相談ください。

今日は車いす旅行での着替えのポイントでした。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。