旅館ブログ

落語初心者のあなたへ。タイプ別オススメ3選。

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アクセス解析で浮き彫りになった「落語」「初心者」

思わぬ結果にビックリです。

お盆なのでユルめに落語の噺でも…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

宿は、お盆で大忙し。

「旅館って忙しいの?」
っていわれますが、めっちゃ忙しいです。

昔から、お盆、年末年始、ゴールデンウィークは、3大ヤマ場です。

必ず満室になるし、単価も高いので料理の品数も多く、みんな大忙し。
瞬間的な3大ピークです。

さらに、今年は、シルバーウィークもあるので、4大ピークです。

さらにさらに、最近はお盆よりもお盆前後が忙しかったりします。

今年でいえば、8日~12日。
昔は、13、14、15日が忙しく、あとはだいぶ落ち着いたもんです。

しかし、最近の傾向として、ピークよりもその前後が忙しい。
13、14、15日は、最低料金が上がるので、それを避ける意味もあるのだと思います。

そんなわけで、8日からずっと忙しくしております。
ありがとうございます。

こう忙しいと、落語の世界に現実逃避したくなります。

というわけではないのですが、アクセス解析を見ていたら、面白い結果が…。

「落語+初心者」というキーワードが上位に。

そんなこと書いたっけ?と思ったら、この記事でした。

落語初心者が寄席に行けない3つのカベ。傾向と対策

ちょっと前の記事ですが、この記事がだいぶ検索されています。

というわけで、まだまだ落語通ではないですが、初心者の気持ちもまだわかる私が、初心者の方向けに再び書いてみます。

題して…

 

あなたのタイプにあった初心者向け落語教材3選

 

耳で聞くより目で見たいビジュアル系なら…「タイガー&ドラゴン」

「落語って、ずっと話でしょ。それが苦手なの。」

もはや根本を否定している感すらありますが、わからないではありません。

ずっとテレビで育った世代にとって、ラジオのような落語は話をイメージする力がないとハマれないからです。

サッカー中継をラジオで聞いている感覚に近いのかも。
野球中継もわかる人はイメージできますが、初心者はラジオではイメージできませんよね。

そんなビジュアル系のあなたには、「タイガー&ドラゴン」

TOKIOの長瀬智也さん主演のドラマです。

落語を題材にしたドラマや映画はけっこうありますが、「タイガー&ドラゴン」は実に初心者向け。

毎回、1つの古典落語をテーマに、その話のあらすじとともに「もしも、現代ならこうなるんじゃないか?」というパロディで構成されてます。

役者さんが披露する落語も、味わい深いです。
「ジャンプ亭ジャンプ」と「ドンドンドーン!」のキレをぜひ見てほしい。笑

ドラマ自体の設定は、ヤクザが事情により落語家になりつつ、ヤクザも続けるという話です。

レンタルビデオでぜひご覧ください。

 

タイガー&ドラゴン

ジャニーズの2人が落語で共演♪

 

新作と古典バランスよく知りたい王道系なら…「らくごのごらく」

立川志の輔さんのCDです。

新作と古典が1つずつ収録されています。

志の輔さんの落語は、うまいし、わかりやすいです。

談志師匠の場合、うますぎて、異次元すぎて、初心者には難しいこともありますので、ここは志の輔さんで。

落語的視点で現代の日常を切り取る新作の数々「はんどたおる」「みどりの窓口」…。
「あー、わかる。あるある!」と共感できます。

そして、伝統的ななかに志の輔さんのオリジナリティも光る古典「死神」「しじみうり」…。

初心者にとって古典が縁遠いのは、時代背景がわからないこともありますが、なによりコトバになれていないから。

例えば、「へっつい」なんて、タイトルでいきなり「へっつい幽霊」なんていわれても何のことかわかりません。
そのあたりへのケアが上手なので、志の輔さんの古典なら、初心者でもガッテンしていただけると思います。

 

立川志の輔

志の輔師匠は、新作も古典も超うまい

 

とにかく効率よく、たくさんの噺を知りたい!「高速落語」

ちょっと落語を聞き出して、振り返って思うこと…。

「落語って、どんだけ話があるの?」

この落語沼に落ちた感覚は、初心者ならではでしょう。

落語の演目

代表的なものは、数えられるでしょうが、新作は日々生み出されるています。
無数にあるわけです。

ところが、いざたくさん聞こうとしても1つの噺が、20分とか60分とかします。
すると、なかなかたくさん聞けない。

それをひとつずつ聞くのが楽しみでもあるのですが…。

そこでオススメしたいのが、1つの噺を3分程度にまとめた立川こしら師匠の「高速落語」。

 

高速落語

落語なのにエイベックス♪

 

 

「60分かかるはずの噺を3分で!」とか、無茶苦茶です。

「通」からすれば、邪道かもしれません。
たしかに、落語家ごとに違うギャグやら話し振りやら、そういうものをそぎ落とした骨格だけですから。

でも、初心者には、とてもいい教材です。
「まず、こんな話があるんだな。あらすじはこうなんだな」と短時間でいっきに学べます。

実際、談志師匠も「饅頭怖いなんて1分あれば、できるんです!」と実際に演じておられました。

骨格を見て、構造を知る。

そして、落語家ごとに異なる肉付けを知る。

そんな楽しみ方ができるようになります。

CD1枚で30席の噺がわかるなんて、初心者のためにあるといっていいです。

 

何はともあれ、CDで勉強なんて…と思うなら、寄席に行ってみるといいです。

それが一番なのは間違いないです。

落語はそんなに堅苦しいものではないですから。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。