超おすすめ!従業員ゼロ、顧客満足度最高のホテル
この記事は11分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
テクノロジーの進化は、ここまできた
気分は、星新一さん。
ショートショート大好き…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人( @Naaot )です。
先日、出張のついでに泊まったホテル。
ビックリしました。
スマホでたまたま見つけた、このホテル。
予約は、当然スマホで手軽に。
ホテルに着いて、自動ドアの前に立つとドアが開く。
同時に「ピッ!」とスマホが鳴るんです。
なんと会計が終了した音。
1泊3,000円。
液晶に表示される金額。
まるで高速道路のETCのよう。
クレジットカード決済の完了と今日の部屋番号が表示されます。
1013号室。
スマホに表示されたその数字を見ながら、そのままエレベーターへ。
部屋のドアに近づくとドアが開き、室内の電気がつきます。
ドアは、スマホに反応して、近づくだけで勝手に開くんです。
キーレスエントリー。
中に入ると、バスタブには、すでにお湯がはられてて…。
部屋に入るとすぐに湯船につかる私のクセをもとにホテルのコンピュータがお風呂をためていてくれてるんです。
もちろん、温度は適温。
わたしの好きな41度。
私のスマホのGPS情報を利用して、到着時間から逆算し、お風呂を沸かしてくれてたんですよ。
お風呂に入って、寝巻に着替えると…
「生ビールはいかがですか?」
部屋の自動サーバーからの問いかけです。
「お願いしまーす」
と答えると、グラスが用意され、自動のドリンクサーバーでキンキンの生ビールができあがり。
風呂上がりの生ビール。
銘柄は、プレミアムモルツ。
登録されている個人情報が予約時に送られ、すべて自動。
ビールで一服したのち、歯を磨いて、ベッドに入ります。
ピシッとメイクされたベッドのシーツ。
見た目もシーツ、感触もシーツですが、実は、特殊な樹脂。
マットレスの表面をコーティングしては、宿泊後、溶けて、新たな樹脂が出てきて固まります。
ここにも人の手は入っていないわけです。
自動生成シーツです。
快適なベッドに横になり、気持ちよく眠りました。
もちろん、スプリングの強さもわたし好みに設定されています。
翌朝、シャワーを浴びおわったころ、朝食が用意されます。
ルームサービス用に作られた各部屋の小さなエレベーター。
そこを開けると、アツアツのトーストと新鮮なサラダ。
そして、オレンジジュースが入ってます。
サッと朝食を済ませると、お部屋からまた声が…。
「今日はどちらへ?何か知りたいことは?」
「そうだねー。〇〇にあるA社を訪ねるんだけど、そこへの道のりと近くのラーメン屋さんは?」
プリントアウトされた経路図とラーメン店紹介をバッグにしまって、ホテルを出ました。
誰とも会わず、快適な宿泊が終了。
このホテルに働く人間は、1人。
「セーフティマン」と呼ばれるその男は、トラブルでしか出番はないそうです。
どうしても人間じゃなければ対応できないクレームや災害のとき「だけ」仕事をする。
それ以外は、機器の監視というか、なんとなく住んでいるんだそうです。
このホテルでは、コックも掃除スタッフもいないんです。
そもそも、厨房というスペースもなければ、掃除用具もないそうです。
すべて機械。
配送されてきた材料を切り、温め、料理。
シチューやカレーは、レトルトを温めて、盛り付け。
掃除もすべてロボット。
部屋も、廊下も、ロビーも。
なにより、このホテルには、現金がないんです。
決済はすべてスマホ経由。
スマホから注文して、缶ビールやタバコも買えるんです。
会計の処理をする事務員もいなければ、仕訳から決算までもコンピュータが勝手にやってくれるそうです。
もともとは、旅館だったこのホテル。
オーナーは、今は、大手ホテルチェーン「スマホテル」に土地を貸してえられる不動産所得で暮らしているらしいです。
まさかこんなホテルがすでにできているとは…
いいもの見させていただきました。
なんつって。^^
はい、空想終わり。
堀江貴文さんがツイートした、未来記事
実は、このブログ。
昨年の9月に書いた記事です。
そしたら、あの堀江貴文さんがツイートしてくださいました。
「いやー、ビックリ!」
本日、NHKで放送された「ネクストワールド」を見て、ちょっと加筆修正してみました。
空想の元ネタは、藤村正宏先生のセミナーで聞いた話。
もしも、自動運転が普及したら、車を中心とした今の社会はどうなるか?
にインスパイアされて、ホテルバージョンを考えてみました。
ちなみに、自動運転が普及すると…。
カーナビ → 不要
運転免許 → 不要
自動車学校 → 不要
道路地図 → 不要
自動者学校の教官 → 失職
免許センターの従業員 → 失職
カーナビ工場の従業員 → 失職
タクシーの運転手 → 失職
バスの運転手 → 失職
運送業のドライバー → 失職
警察の交通課 → 大幅減
交通事故の裁判 → 大幅減
板金屋の仕事 → 大幅減
ザックリ考えても、こうなります。
「そんな大げさなー」と思うかもしれませんが、古典落語に出てくる職業ですでに存在しないものって、けっこうありますよね。
例えば、駕籠屋と人力車は、タクシーになっています。
飛脚は、運送屋さんになっています。
すると、宿泊業はどうなる?
ってことで、前半の妄想とあいなりました。
フロントマン → 質問はロボット、会計はスマホ
掃除のスタッフ → お掃除ロボット
コック → 調理機械、配送装置
でも、不安にならなくても大丈夫です。
機械にとってかわられる職業には、共通点があります。
それは、手段だということ。
手段のビジネスは、機械にとってかわられがち。
駕籠屋も人力車も、「目的地へ移動できればいいや」
という手段。
ビジネスホテルは「一晩泊まれればどこでもいいや」
という手段。
「昔はさー、ビジネスホテルってあってさ。
フロントには人間がいて、わざわざ宿泊者が自分の名前を紙に書いてたんだよ。」
「えー、紙に書くの?めんどくせー。」
「そうだよ。しかも、現金じゃないとダメなところがあったりして、現金まで持ち歩いてたんだよ。」
「現金、持ってくの?ありえねー。」
そんな会話をする日は近そうです。
社会の激変は、自分一人ではどうしようもありません。
でも、その流れの中でどうするか?ですよね
ちなみに、このスマホテル。
旅館やホテルを営む既存の会社が作らなそうですよね。
既存の旅館やホテルにとっては、経費削減とか、売上アップが大事で、こんな大胆な変更は無理。
家電や機械を得意とする会社、それでいて建築もやっている…
パナ○ームのようなまったくの異業種がホテルや旅館業界に出てくる気がします。
そのとき、自社はどうするか。
全自動ホテルとどうすみ分けるのか?
そんな風に考えていくと、今すぐに始められる体質強化のヒントが見つかると思いますよ。
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