小野川温泉に立川こしら師匠を呼んぶワケ。伝統と異端。

この記事は10分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^

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立川流の真打のスゴさ

立川流なんです。

こんにちは。

落語大好き…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

「落語」と言われ、なにが思い浮かびますか?
落語のイメージは人それぞれ。

野球やサッカー、バレーボール、ロックコンサートなど、同じようなイメージが思い浮かびます。
ところが、「落語」のイメージは、けっこう人それぞれ。

「横丁のご隠居」が出てくるようなイメージは、いい方。
完全に誤解している方は、笑点の「大喜利」を落語と思っている人がいます。

「大喜利」は、落語家さんがやっていますが、落語ではありません。

いわば、余興のようなもの。

一問一答でわかりやすくしたテレビ向け。
本当の落語は、1人でじっくりと語ります。

いまやご長寿番組としてゆるぎない「笑点」。
多くの日本人の落語のイメージに影響を与えるのは、さもありなんです。

 

笑点

開始当時の「笑点」(一番左が談志師匠、先代の円楽師匠、現司会者の歌丸師匠も)

 

この番組を作り出した今でいうところのプロデューサーが、初代司会でもあった立川談志師匠です。

自分で番組を仕切りながら、各メンバーにキザやバカなど、各自のキャラクター性を持たせました。
キャラクターのスタイルは、今も継承され、小遊三=助平、木久扇=馬鹿、昇太=独身、円楽=腹黒など。
キャラクターがあることで、ネタが伝わりやすく、リピーターがより楽しみやすくなっています。

そんな天才・立川談志師匠を家元とするのが、落語立川流。

流派の祖が、談志師匠です。

立川と名前の付く方がお弟子さんです。

お弟子さんのなかでも、有名どころが「四天王」。
落語を知らない人でも1人くらいは知っているでしょう。

立川志の輔。
立川談春。
立川志らく。
立川談笑。

「ためしてガッテン」や「ルーズヴェルトゲーム」、「とくダネ」など。
テレビでもよく見かけます。

さらに、お弟子さんのお弟子さんが、談志師匠からすれば「孫弟子」になります。

今回、お呼びする、立川こしら師匠は、談志師匠の孫弟子です。

談志 ー 志らく ― こしら、という系譜。

談志師匠の存命中に、孫弟子初で「真打」として認められました。

 

立川こしら

こしら師匠をお呼びします

 

実は、こしら師匠、私と同年代。
師匠はうさぎ年で、私はたつ年。
つまり、同学年です。

談志師匠の孫弟子さんたちは、30代後半の方が多いのですが、なかでも、こしら師匠は出世頭です。

そんなこしら師匠と以前お話ししていて、ふと思いました。

落語に対する思い入れが…
あまりにも…
ない…。笑

あの立川流で…
厳しいはずの修業を越え…
真打となり…
しかも出世頭…。

勝手なイメージですと、談志師匠や志らく師匠の落語を聞いて「なんじゃこりゃー!」と思って感動し、思わず弟子にしてください!と言った。
みたいな話を想像してしまいます。

勝手に落語へのアツい思いをイメージしていたら、お話したら超クール。

詳しくは、こちらの対談をお読みください。

立川こしら インタビュー

なんと落語を知らずに、いきなり「流れ」で志らく師匠に弟子入りを志願するという…。
あまりにもクールすぎる…。

そんななか流れで真打になっちゃうんだからスゴイです。

 

立川流は、超難関

落語というと、師匠の家に住み込みで弟子入りして、認められると寄席にでて、たまに遠くに出かけて落語して…。
みたいなイメージですが…。

寄席は、東京に4軒。大阪に1軒。
そんなにありません。

さらに、立川流は、とある事情により、メインは寄席ではなく、寄席以外のどこか。

お客さんが落語を聞く場所として集まってくる「寄席」ではなく、どこかの場所で自分で集めなくてはなりません。

まず、集客システムというか、営業構造がとてつもなく厳しい。

さらに、談志家元が考えた昇進制度が、他の類を見ない厳しさなんです。

落語家には、3つのランクがあります。

前座 → 二つ目 → 真打。

通常は、明確な基準がなく、師匠次第だったりします。

立川流の場合、二つ目昇進には、落語50席と都々逸・長唄・かっぽれなどの歌舞音曲。
真打昇進には、落語100席と歌舞音曲。

落語50席。真打は100席。
きっちり覚えて、モノにしてないと絶対に昇進できないんです。

 

立川こしら

立川こしら師匠

 

「大学生でした」といわれれば「ふーん。」ですが…
「東大生でした」といわれれば、「おっ!」ってなります。

「高校球児でした」といわれれば「ふーん。」ですが…
「甲子園にでました」といわれれば、「おっ!」ってなります。

「落語家です」といわれれば「前座も二つ目もいろいろあるしね…」ですが…
「立川流の真打です」といわれれば、「マジで!」ってなります。

 

そんな立川流の真打のなかでも、異端のこしら師匠。
とてもエキセントリックな落語をなさいます。

落語でエキセントリックってなんだよ!といわれそうですが、古典であってもいわゆるベタな落語ではないのです。

古典落語=師匠と同じ話をただくり返すというイメージがありますが、そんなことはありません。
特に、こしら師匠のは。
展開が、エキセントリックで楽しいです。

 

ですから、ぜひこんな方に聞いてほしいです。

・落語が好きな方

・落語を生で聞いたことがない方

・大喜利は落語じゃないといわれ、ショックを受けている方

 

さらに…

・業界の生ぬるい伝統に危機感をいただいている方

・自動思考を脱し、新たなアイデアを得たい方

・伝統を改革していく、あとつぎ経営者の方

きっとヒントがありますよ。

 

落語っていうと、予備知識が必要そうですが、そんなことありませんよ。
初めてでも大丈夫です。

ってなわけで…
落語初心者でも安心して楽しめる… 落語会&温泉♪

落語初心者でも安心して楽しめる落語会…
温泉付きで11月17日に開催しますよ。

あ、フェイスブックをやってない方でも大丈夫ですよ。

もしフェイスブックが苦手でしたら、 0238-32-2611 にお電話ください。
「こしら師匠の落語会に〇名」と「お名前・住所・電話番号」をお伝えください。
ご予約いたします。

いつになく長文になってしまいました…。
おつきあいいただき、ありがとうございます。

 

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