コンビニ限定ビールとは何か?作り手の意地と心意気

この記事は4分ぐらいで読めます♪お付き合いください^^

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コンビニでビールを売る意味って、あるの?

珍しくお酒について語ります。

こんにちは。

すべては営業マンの受け売りです…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

コンビニ限定ビールが、人気です。

 

醸造家の夢

コンビニ限定ビール

 

キリンのグランドキリン。
サントリーのマスターズドリーム。

コンビニ限定で販売しています。

この話を聞いたとき、なぜコンビニ限定なのか?
意味が分かりませんでした。

お酒が好きな人ほど、お酒の量販店やスーパーマーケット、酒屋さんで買います。

コンビニは、「酒を買おう!」と思っていく場所ではなく、ついで買う。
他が閉まっているから買う。
近いから買う。

という消極的な理由で買いにいく場所。

なにより、「安くない」。

だから、メーカーとしては、あんまり売れないはず。

それなのに、コンビニ限定にするのには、どんな意味があるのか?

 

コンビニ限定に見る、メーカーの意地と心意気

メーカーからすれば、「高いからいい」んだそうです。

実際、サントリーのこのビール、高いです。
確かに、こだわっているんですが、消費者としては高いと思う。

でも、それがいいんです。

なぜ、スーパーや酒販店で売らないか?

それは、簡単に値下げされるから。

メーカーさんが、そういっていました。

 

せっかくこだわって作った、いいビール。
ちゃんと価値のわかる人に相応の対価で飲んでほしい。

そして、ビールを楽しんでほしい。

そんな思いが見てとれます。

だから、コンビニ限定なんですね。
納得しました。

 

旅館の部屋も同じだったりする

実は、旅館もそうなんです。

苦労して銀行を説得して、借金して、宿を改装して、いい部屋作って…。

ここまではこだわっているんですが、数年後には稼働が落ちてくる。

すると、旅行会社からの甘い誘惑。
「社長、空気を泊めても意味ないですよ。もうちょっと手が届く値段で売りませんか?」

この、空気を泊める
旅館業界ならではの表現です。

要は、空室のままにしておくことです。

空室のままで過ごすくらいなら、安くしてでも売上あげましょうと。

スーパーや量販店も旅行代理店も、流通。
流通サイドとして、価値がどうこうより、売れるかが大事

売れるためには安くした方が、消費者は飛びつく!
という発想です。

今回のビールメーカーさんのコンビニ限定は、この発想からどう脱却し、価値ある商売をするか?
という一手だと思います。

そう考えると、コンビニっていうのは、価格よりも価値で商売している業態なんですよね。

あんまり値引きしていません。

私もそういう宿になりたいと思っています。^^

 

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