源泉かけ流しとは?

1.放流式(掛け流し)
一般的な浴槽管理のシステムは、大きく分けて2つです。

ひとつが、放流式。
掛け流し式とも呼ばれます。
浴槽に温水を注ぎ入れ、余った分は浴槽からあふれるという、最もシンプルな管理手法です。
上図の「供給される温水」は、「温泉のみ」と「温泉と温水(お湯)の混合」の2通りがあります。
「供給される温水」が、「温泉のみ」の場合、「源泉掛け流し」といわれますが、用語の表現に関する法的な規制や規定は現在ないため、施設によって定義が異なる場合があります。
メリットとして、
・新鮮な温水が常に入る。
・塩素などの薬品消毒が不要。(条例・条件にもよります。)
が考えられます。
また、デメリットとして、
・温度管理が難しく、不安定。
・温泉の力が強いと設備の老朽化が早い。
・清掃頻度が増え、お客様の入浴時間が減る。
があります。
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2.循環方式
もうひとつのシステムが、循環方式です。

放流式と循環式を併用している場合も、循環式として扱われます。
浴槽に温水を注ぎ入れ、余った分は浴槽からあふれる点は放流式と同じです。
その他に、浴槽の底から浴槽内の温水を濾過装置へ送り、濾過して再度湯口から浴槽へと注ぎます。
メリットとして、
・繰り返し使えるので、温泉や温水の節約になる。
・浴槽内がかき混ぜられるので、適度な温度を保てる。
・浴槽を広く作りやすい。
が考えられます。
また、デメリットとして、
・塩素などでの消毒が必要。(条例・条件にもよります。)
があります。
入浴者数が多いスーパー銭湯や大旅館では、循環式が多いようです。
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3.登府屋旅館の『ブレンド源泉100%掛け流し』方式
当館のシステムは、ブレンド源泉100%掛け流し方式です。

従来の小野川温泉の源泉は、80.3度。
とても高温です。
昔は、入浴に適した温度にするために水で薄めていました。
その後、温泉の成分を保つため、ラジエーターや熱交換などを使って温度を下げてから、浴槽に注ぐのが温度管理の主流となっていました。
2008年12月、小野川温泉に革命的な出来事が起こりました。
温泉掘削を行い、新たな源泉を掘り当てたのです。
しかも、温度は、35度。
これまで熱くて苦労していた80度とは対照的な温度です。
混ぜて使えば、適温での温度管理が可能になります。
当館では大浴場と露天風呂に2種類の源泉を配しました。
そしてできたのが、「ブレンド源泉100%掛け流し」のシステムです。
従来、湯はり時には、高温の源泉に水道水を混ぜ、温度を下げていました。
決められた時間内に湯はりするための苦肉の策でした。
しかし、35度の新源泉のおかげで、源泉だけをつかっての湯はりが可能になりました。
それでも、天候や室温、入浴者数、外気との温度差など様々な要因により、常に絶対に「適温」が保たれる保証はありません。
そこは、スタッフの経験と湯温チェックの頻度でなんとかカバーしています。
「湯守(ゆもり)」といわれる作業です。
苦労の末手に入れた 混じりっ気なし100%の温泉。
ぜひ純生のお風呂を体感なさってください。
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